LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜
自分の年齢からして同年代の友達とサザンを語りあったりすることはまずない。
というより語れる人がいないといったほうが正しい。
80年代、90年代の歌が好きな自分の音楽のルーツは間違いなく親の影響だ。
親父の車でサザンはよく聴いていたので自然と自分の体に刷り込まれたのだろう。
そんなサザンの中でも自分が一番好きな歌はこの曲だ。
爽やかなメロディラインからどこか哀愁を感じさせる歌詞がいい塩梅で交わっていてこの曲を聴くとなんとも言えない気持ちになる。
この曲のテーマは許されざる恋。そう「不倫」である。
「連れて歩けない役柄はいつも他人。」
「二度と戻れないドラマの中の二人」
随所随所でそれと感じさせる歌詞が散りばめられている。
その中でも
「愛の雫が枯れた後でも何故にこれほど優しくなれる」
"この表現‥すげぇなー"
月並みな言葉だが18過ぎてマジマジとこの曲を聴いてみたとき素直にそう感じた。
この愛の雫とはつまり
「あれ」のことだろう。
言葉にすると野暮なんで察してほしい。
男という生き物は普通行為が終わったあと冷めてしまう。
いわゆる
「賢者タイム」
これは男が交尾後に敵に狩られないよう身を守るためのいわば本能的な行為らしい。
大抵の男、いや少なくとも自分は悲しいかなこういうパターンがほとんどだ。
行為後にも優しくなれるということはいかにこの主人公が不倫相手を愛してしまっているかがわかる。
こんな感じに嫌味なくオブラートに包み込みドラマティックに魅せる桑田佳祐はやはりすごい。(語彙力)
歌詞には
"マリンルージュ"
"大黒埠頭'
などの固有名詞も散りばめられている。
桑田佳祐の地元神奈川に実在する場所だ。
てかサザンの曲はかなり下ネタやグレーな表現が多いので毎回思う。
"かたわらでキーボードを弾いている原坊はいったいどんな気持ちで聴いているんだろう!"
と笑
こういうのも許せる夫婦関係、なんかすてきやん(紳助風に)
話が逸れてしまったが許されない恋愛とは少なからず誰しもが憧れがあるものだと思う。
現実問題このような恋はこのご時世特に世間的に冷ややかな目で見られるのは、
川谷○音
ベ○キー
を見てればアホでも察しがつく。
"センテンススプリング!"
それでも「ドラマの中の二人」になってみたい、盲目な恋をしてみたいという願望があるからこの曲に惹かれるのかもしれない。